「天皇機関説学者を個別攻撃/
報復警告し、転向を強要
  70余年、統制の実態判明 米議会図書館に秘密文書」

 共同通信ワシントン特派員太田昌克=2006年12月16日配信


  水島朝穂(みずしま・あさほ)早大教授(憲法)の話

  大学や旧文部省の罫紙(けいし)に記された資料を眺めていると、天皇機関説事件以降の、大学や憲法学者の寒々とした状況が伝わってくる。「機関」という用語を使わないと誓約した憲法学者は、どのように憲法の講義を行ったのだろうか。だが、大学や研究者の「格付け」は形を変えていまも行われている。国民の「ニーズ」に応え、国家の役に立つ研究や、短期かつ直接に利益を生む研究への助成金の偏重により、大学や学問・研究の世界にさまざまな負の影響が生じている。研究費不正受給問題はその一例といえるだろう。学問・研究の自由はひそかに侵されていく。かつての憲法担当教授たちの姿も、この国の立憲主義が崩壊していく中での「先駆け」だったのかもしれない。さまざまな意味で「今日的」な資料の発見といえよう。(共同)


http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20061217/mng_____kok_____000.shtml
http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/article.aspx?id=20061216000246

記事掲載紙:
東京新聞2006年12月17日1面トップ記事(写真カラー)
高知新聞2006年12月17日(本記1面トップ、水島コメントなどを2面)
琉球新報2006年12月17日(本記1面中段、水島コメントなどを3面)
熊本日日新聞2006年12月17日(本記、水島コメントなどを社会面トップ)
中日新聞、中国新聞、徳島新聞、河北新報、
ほか多数