新版・ヒロシマと憲法
〜次世代へのメッセージ〜

水島朝穂 編著  法律文化社 ヒロシマと憲法


目 次
序 章 核時代の日本憲法─ヒロシマの視点

第1章 「もう一つのヒロシマ」
「もう一つのヒロシマ」(1)/「もう一つのヒロシマ」(2)
第2章 憲法九条の原点と視点
戦争違法化と立憲平和主義/憲法9条をめぐる諸問題/憲法9条関係の裁判/憲法9条と自衛隊(1)/憲法9条と自衛隊(2)
第3章 平和的生活のなかでの人権 (1)
誰の人権が保障されるか/平等と人権/刑事手続と権利/死刑と人権/表現の自由/政治と人権
第4章 平和的生活のなかでの人権 (2)
被爆者と人権/宗教と人権/教育と人権/労働と人権
第5章 戦争と人権
究極の人権侵害としての戦争/平和的生存権/緊急事態法制と人権/軍事秘密と人権/軍人(自衛隊員)と人権
第6章 選挙と「政治改革」
広島県府中市のある「選挙違反」事件/選挙と選挙制度/議員定数の不均衡問題/「ぐるみ選挙」/選挙運動の自由とその制限/「政治改革」法は何をもたらすか
第7章 代表民主制の理念と現実
PKO法案についての世論調査/国民代表の考え方/国会は議論の場である/国会の審議と採決の問題点/少数派議員の活動の制限/国政調査権/国会の地位の低下と内閣の優位
第8章 内閣と行政
内閣総理大臣の一日/日本の内閣制/内閣の組織と職務/行政の統制と行政改革
第9章 司法権
広島の裁判所の風景/司法の特質/裁判所の構成と権限/違憲審査制
第10章 地方自治
新しい時代の地方自治体/地方自治の基本理念/地方自治制度/地方自治の課題─地方自治体と平和
第11章 象徴天皇制の構造と機能
象徴天皇制の成立/天皇の憲法上の地位と権能/世紀末の象徴天皇制
第12章 平和と安全保障

第13章 世界のなかの日本憲法──次世代へのメッセージ
原爆ドームを「世界遺産」に/憲法の国際化/「国際貢献」論と憲法「改正」論/憲法に基づく国際協力/次世代へのメッセージ