外国文化研究−ベルリンの壁崩壊後の世界 〜早大法学部講義要綱〜
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- 講義内容
「移動の自由」という人間の基本的権利を暴力的に侵害し、その建設から10,316日目にして崩壊した「ベルリンの壁」。その崩壊後、世界は激動の時代を迎える。この授業では、ここ数年の間に刊行された英語文献を使いながら、「ベルリンの壁」崩壊後の世界について、主に政治・軍事・社会(犯罪を含む)の問題を一緒に考えていきます。
- 授業計画
外国文献(英語)の講読と、各国の制度や様々な事件の背景や影響などの検討を行います。外国の事件やテーマに関連して、担当教員が保有する各種の「世界の裏をみるビデオ」を見せて、討論する時間も持ちたいと思います。 なお、受講者は、担当教員が旧東ドイツや旧ユーゴなどから集めた「冷戦グッズ」・「ポスト冷戦グッズ」に直接触ることもできます。
- 教科書
インターネットのGlobal Democracy Networkのサイトから、各国の人権レポートなどをダウンロードして使用します。テーマに関連するプリントを必要に応じて配付します。
- 参考書
日本語の参考文献として、水島朝穂『ベルリン・ヒロシマ通り−平和憲法を考える旅』(中国新聞社)を挙げておきます。
- 成績評価
出席および報告、レポートで評価します。授業への参加姿勢も積極的にカウントしま す。
- その他
激動する世界の現実について関心のある、問題意識あふれる諸君の参加を希望します。
オタク系の方は特に歓迎。