閑話――さまざまな反響 1998/3/23


学教員にとって、 2 、3月は「超・忙しい」。学部や大学院の入学試験、学年末試験や成績つけ、おまけに各種の判定会議の連続。締切りを過ぎた依頼原稿。就職・進学の相談や推薦状書き。ゼミ合宿、講演等々。体がいくつあっても足りない。このページのための原稿を毎週書くことも、この期間はかなりきつい。今回は、たまっているグチを少しばかり書かせて頂く。その一つ、不愉快なメールについて。ネチケットをわきまえない、汚い言葉に満ちたメール。アドレスを伏せて、匿名で攻撃してくる。自分の思い込みに基づき、さしたる根拠もなしに、レッテル張りのみに終始するもの。たとえば、私が『毎日新聞』を「三番手の新聞」といったことを捉えて、水島は差別主義者だと非難し、『毎日』に謝罪せよなどという。勘違いも甚だしい。私は『毎日』の「日曜討論」にも出ているし、部数が「三番手」なのは事実である。劣化ウラン弾問題など、他紙に抜きんでた報道は、レギュラーをしているNHK「新聞を読んで」で高く評価したこともある。また、安保・自衛隊問題での私のスタンスが気に入らないらしく、「どこからか攻められたら、ほえづらかくなよ。お前が真先に殺されるぞ」などと口汚く罵ったり、「くれぐれもお体を大切に」という不気味な手紙も届く。そうはいっても、こういうのはごく一部。うれしい反応の方が圧倒的に多い。まったく見ず知らずの方から、毎週「愛読」していますという励ましのメールが飛び込むと、疲れも忘れる。日本各地だけでなく、外国で仕事をしておられる方のなかにも、このコーナーを「愛読」してくれている人がいる。いずれ英語版を作りたいと思っているのだが(どなたか協力してくれますか?)。グチの二つ目。先日のある講演会でのこと。質問に答えて色々と話しているうちに、「顔」について言及した。ちょうど『アエラ』で日本の政治家の顔が幼稚化したことを分析していたので、そのことに触れつつ、前・読谷村長の精悍な顔のことを述べて、政治家は「顔」を見ると分かるという主旨のことを述べた。すると突然、一人の女性が立ち上がり、「顔のことをいうのは、障害者差別だ」と叫んだのだ。会場は凍りついた。私はあまりに情けなかったので、反論しなかった。全体的にいい雰囲気の集会だったのに残念である。この「直言」も 1年以上続けていると、色々な反応がある。意見があるならば是非、具体的な中身で批判して頂きたい。頭ごなしに相手にレッテルを張るようなことだけはやめてほしい。全国の皆さんの励ましに支えられて、これからも、めげずに頑張りたいと思う。よろしくお願いします。